OurReports

山行報告書

山行名

北アルプス・赤木沢、薬師沢左俣、太郎沢遡行

日程、天気

2007年8月11日-14日

地形図

行程

<11日>

03:10 犬山(出発)

07:40/08:00 折立(駐車場)

10:00/10:15 三角点

12:30/13:20 太郎平小屋

14:25/14:40 第一渡渉点

15:45 薬師沢小屋

<12日>

05:20 薬師沢小屋(雲の平パーティとお別れ)

06:40 赤木沢出合

ウマ沢出合

08:35/08:45 大滝30m

10:00/10:45 中俣乗越

11:40/11:50 黒部五郎頂上

12:30/13:00 ウマ沢源頭の鞍部

14:00 赤木岳

14:30 北ノ俣岳

16:30 太郎平小屋

<13日>

05:00 太郎平小屋

05:50/06:10 第三渡渉点

07:20 魚止滝10m

08:00 大滝多段70m

09:30 草原状

11:30/12:50 薬師沢左俣源頭の鞍部

13:10 北ノ俣岳

15:00 太郎平小屋

<14日>

04:50 太郎平小屋

05:20/05:40 第一渡渉点

06:30 三俣

07:30 太郎沢源頭の鞍部

07:50 太郎山

08:10/12:00 太郎平小屋(雲の平パーティと合流)

14:40 折立

参加者

メンバー:岩佐(一部で雲の平パーティに帯同) 計1名

団体装備

ロープ9mm×45m 1(岩)、カメラ(岩)、コンロセット1(岩)、ツエルト1(岩)、その他登攀用具など

個人装備

行動食 1、予備食 1、水 1、ヘルメット、ハーネス、スリング、カラビナ、下降器、沢靴(ツメ、稜線も沢靴で歩いてみましょう。)、スパッツ、薬品、地図、コンパス、ヘッドランプ、雨具、長袖シャツ、手袋、その他日帰り沢登り装備一式、藪対策用にサングラス、ゴーグルなどあると良い。温泉セット

<メモ>

11日 快晴。

・ 折立の駐車場は満車で道路脇に駐車することとなった。

・ 小屋泊まりとはいえ4日分の装備を担ぐのは辛い。調子が上がらずカヤックで黒部を下るという猛者と前後しながら登る。

・ 太郎平小屋で大休止後に薬師沢小屋を目指す。太郎平小屋までの喧騒が嘘のように人が減り、高山植物を観察しながら木道をユックリ歩く。

・ 薬師沢小屋の込み具合は布団1枚に2人で思ったよりは空いていた。明日、遡行予定の黒部川を眺めつつ、今後の計画について協議(酒宴)。

12日 快晴。

・ 雲の平パーティとお別れして黒部川本流に入渓。水量は少し多目?赤木沢を目指す他パーティと前後しながら進む。

・ 赤木沢・・・・、明るい、きれい、気持ち良い、楽しい。シャッターチャンスのてんこ盛りでなかなかピッチが上がらない。沢に浸かって汗を流しつつ進む。

・ 大滝30mは左岸手前のルンゼから高巻く。上の二俣より中俣乗越を目指しルートを左よりにとる。あとは本流を思われる水流をたどり稜線へ。

・ 沢装備をとき天日で乾燥、空身で黒部五郎岳をピストン。赤木岳、北ノ俣岳を経て太郎平小屋へ。

・ 太郎平小屋では屋根裏部屋があてがわれた。上半身を起こしただけで頭を打つ窮屈なスペースであるが、布団1枚を1人でゲット。熟睡できた。

13日 快晴。

・ 本日は、薬師沢左俣を遡行。2日前にたどった道を第3渡渉点まで歩き入渓。

・ 赤木沢と違い入渓者も少なく、情報も少ないので細心の注意を払って進む。

・ 狭いゴルジュの奥にある魚止滝10mは高巻く。左岸手前の支流を少し登り藪の中をトラバースして滝の上に。藪は踏み跡が無く大変だったが、別の突破方法があるかも。

・ 大滝多段70mは、右岸の花崗岩のフェース&スラブを簡単に登ることが出来る。この大滝の少し上で下降してくる2人組みのパーティと遭遇。シャッターを押していただき感謝。この辺りはどこでも人が入っているようだ。またまた、沢に浸かって汗を流しつつ進む。

・ 上流部は赤木平の草原地帯を流れる緩やかな小川。これは嬉しい。時間にも余裕があったので、沢の水でコーヒーをいただき大休止。

・ 稜線に出ると後続の大パーティが上がってきた。沢装備をとき、またまた天日で乾燥しつつ大休止。北ノ俣岳を経て太郎平小屋へ。

・ 太郎平小屋2日目。今日は昨日より宿泊者が少ない。夕食の時間までがあったので、外で景色を眺めながら全国津々浦々からいらっしゃった登山者と会話を楽しむ。

・ 12日、13日は、ペルセウス座流星群を見る好機とのことで暗くなってから外へ。なるほどたくさんの流星を見ることができた。(*^_^*)

14日 快晴。

・ 雲の平パーティと合流する日で楽しい話が聞けそう。その前に、時間があるので太郎沢(薬師沢中俣左)を遡行。

・ いつもの道を第1渡渉点まで歩き入渓。

・ 実際のところ、この沢は情報不足でよくわからない。遡行距離も短いので危険な箇所があったら戻る。

・ 短いながら手ごろで登攀可能な滝が多数あって予想以上に楽しめた。人とは誰も会わなかった。ポイントは中流部の三俣のルート取り。左はハズレ、真ん中は北ノ俣岳、右は北ノ俣岳と太郎山との鞍部へ向かう。右の流れへ。

・ 稜線からは太郎山の頂上を経由して太郎平小屋へ。

・ 雲の平パーティとは予定通りの時間に合流できました。お互いに再開を祝して乾杯。その後の行動を聞いてびっくり。みなさん化け物です。m(__)m

・ 太郎平からの長い下りでは高度を下げてくるとだんだんと暑くなってくる。折立に着いたときは全身汗まみれ。

・ 流葉温泉ニュートリノで汗を流して犬山へ。

・ 雲の平パーティのご好意で、行き帰りともに合流していただけるようになった。また、コース変更も臨機応変に対応していただきました。ありがとうございます。感謝感謝。

・ 赤木沢と薬師沢左俣は癒しの渓(癒し渓)です。赤木沢だけではなく、セットで楽しんで欲しいと思います。