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山行報告書

山行名

養老・笙ヶ岳(908m)・大洞谷遡行

地形図

養老(1/25000)

日程・天気

2008年9月23日(火) 晴れ時々曇り

参加者

岩佐

行程

05:30 犬山出発

07:30 上石津町

―――― 現地調査 ――――

10:30 大洞林道ゲート(駐車)

12:00/12:10 大洞登山口・林道終点(入渓)

13:15 笙ヶ岳への登山道分岐

13:50 稜線上の鞍部(大洞谷、笙ヶ岳、一之瀬林道分岐)

13:55/14:05 笙ヶ岳山頂

14:10 稜線上の鞍部(大洞谷、笙ヶ岳、一之瀬林道分岐)

14:30 稜線より大洞谷源流に向けて下降

15:05 笙ヶ岳への登山道分岐

15:45 大洞登山口・林道終点

17:15 大洞谷林道ゲート

<メモ>

・集合場所に向かう途中で相棒から体調不良でキャンセルの電話がある。一人で行くことに。

・上石津側から沢登りで養老の山に登るというアバウトな計画。情報も少なく、最近の豪雨の影響も心配で、現地で状況の確認、判断をしながらの登山となった。

・R365で上石津町に入り様子をさぐるが登山口の案内など一切なく、まずは現地調査からスタート。

・リサーチ結果を踏まえて、大洞谷から笙ヶ岳を目指すことに決定する。上原の信号からR365をそれて大洞林道のゲート前まで車で入る。路面状況は結構悪かった。ゲート前に数台は駐車可能。先行者(マツタケ狩り?)が1台。

・登山装備を身に着け林道をトボトボ歩きだす。晴天で気分は良いが林道歩きが長い。大洞林道は大洞谷の右岸に沿って崖を穿ち道がついている。崖の上からポニョではなく大サルが威嚇している。何もしないって!!

・谷が林道に寄ってくると林道終点の大洞登山口。アプローチは約1時間30分だった。昔は林道終点まで車で入れたようで幅が広くしっかりした道だが、現在は土砂崩れで車輌通行止め。特に崖からの落石に注意。登山口には養老山頂ハイキングコースと書かれた古い立て札が転がっておりコース案内板もある。ここで沢靴に履き替え入渓。

・大洞谷に並行してハイキングコース(登山道)がつけられているが、ハイキングどころか渡渉、倒木、崩落などで危険な部分もある。林道の通行止めでアプローチが長くなり、利用者が減ったことで整備も行われなくなったのか?古いが橋、鎖、階段などがあるが、このままではいずれ廃道になる?

・沢は穏やかであるが、1ヶ所だけ釜を持った小滝(難所?)があった。釜を突破して取り付けばとも思ったが、後で寒くなりそうなので左岸より巻いた。ハイキングコースは右岸から巻いているが階段が朽ちかかっていた。

・「養老山頂」という標識がある「もみじ峠」への分岐を過ぎ、しばらく進むと「笙ヶ岳へ(40分)」の標識がある。沢から離れ登山道を登る。暑い。

・・ 途中で養老の滝から入山された登山者に出会う(入山後、初めて人に会った)。

・稜線上の鞍部(分岐)に上がりしばらく西へ進むと笙ヶ岳山頂。平野部の街や付近の山などの展望あり。これで今日の目的は達成した?が心残りが一つ・・・。大洞谷源流の最初の一滴を見たーい。

・登山道を歩くより絶対楽しいよなー・・・。なによりここには笹薮が無い。あっても何故か立ち枯れている。ということで時間も無かったが大洞谷の源頭経由で下山することに決定。

・行きに通った分岐(赤テープの上に白い文字でルート説明が書いてあった)を通過して、一之瀬林道方面へ向かう。

・一之瀬林道方面はマーキングこそあるが踏み跡が薄く薮っぽい。笙ヶ岳東峰の小ピークを越え少し下る。道が怪しくなってきたので谷に降りることとした。

・下って行くと想像通りの自然林の気持ちの良い森。目の前を大きな鹿が通過してドッキリ。やがて水流が出現。大洞谷の最源流である。

・北東から南へ向きを変える細い流れを下っていくと、裏山を源頭とする流れと出合う。自分が下ってきた沢の方が水流は多い。源流から通しで歩けるのが嬉しい。

・時間が遅くなったので、登山道の分岐からは沢、トレッキングコースの両方を駆使して先を急ぐ。15時45分に登山口に帰着。ここで登山靴に履き替えた。あとは車までの長い林道歩きを残すのみ。