山行報告書
山 名 |
錫杖岳(2168m) 岐阜県飛騨市 地図:笠が岳 1/25000 |
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日 程 |
2009年9月26日(土)夜〜9月27日(日) |
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参加者 |
牧、小島、池尾、谷口、中森 |
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行 程
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9/26(土) JA犬山(19:00)〜東海北陸自動車道〜新穂高駐車場(22:00)泊 |
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9/27(日) 天気:曇り時々晴れ 登山口(6:00)〜クリヤ谷渡渉点(6:40)〜錫杖沢出合(7:15−7:25)〜岩屋(7:55)〜二股(8:40)〜錫杖岳(10:20−11:25)〜岩屋(13:30−13:45)〜登山口(15:00)〜平湯(入浴)〜JA犬山(19:20) |
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団体装備 |
テント、コンロ、コッヘル、ツエルト |
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個人装備 |
シュラフ、スリング、ヘルメット、帽子、手袋、地図、コンパス、ライト、雨具、防寒着、救急医薬品、カメラ、朝食、行動食、予備食、水、タオル、入浴セット |
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車 |
池尾 |
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費 用 |
高速料金、ガソリン代、入浴料 1人当り 3200円 |
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《感想》 何年か前、錫杖岳を遠くから眺めその山容に魅せられてずっと登りたいと思っていましたがようやく実現できました。 「迷いやすいし結構きつい」と聞いていたので心配もしましたが、沢登りあり、やぶこぎあり、頂上ではそそり立った岩にも登ってバリエーションルートを十分楽しむことができました。期待していた通りのすばらしい山でした。 《記録》 登山前夜は雨が降っていましたが、朝には中尾温泉駐車場から槍が岳も見えてまずまずのお天気になりました。 6時、槍見館近くの登山口で登山届けを出して、笠が岳方面への登山道へ入り出発します。 途中クリヤ谷を渡りますが水量が少なく難なく通過。1時間余り歩くと、前面に錫杖岳の前衛フェイスの姿が現れました。 以前遠くから眺め憧れた山がすぐそこに見えて感動です。目印のテープの所を左に折れて下ると錫杖沢出合に出ます。 ここから先は登山道はなく錫杖沢をずっと登って行きます。ゴロゴロした大きな石は昨夜の雨で滑りやくなっていて簡単には登れません。登りにくい箇所は巻き道を利用しながら登ります。岩屋を通り越し、沢が二股に分かれた所を左に登って行くと、沢は次第に細くなり一面背丈を越える笹薮となりました。道を見失わないように注意しながら笹をかき分け抜け出すと、今度は低木の藪こぎになります。岩峰の基部を左に巻いて頭上や足元に注意しながら登ると、目の前が明るくなりひょっこり頂上に出ました。汗だくになりながら夢中で登った頂上!ヤッター!!登山口から4時間20分の登りでした。 錫杖は迷いやすいと聞いていましたが目印のテープが所々にあり、踏み跡も比較的はっきりしていたので迷うことなく頂上に着くことが出来ました。 『錫杖岳2168m』の看板のあるピークより更に奥(北側)のピークに三角点があるということなので三つの尖ったピークに登り、写真撮影。両側がきれて断崖のような岩場でスリル満点!浮石があって要注意でした。 晴れていると槍穂高、笠が岳、焼岳、乗鞍、御岳など一望できるそうで楽しみにしていましたがガスで見られずとても残念でした。でもモミジやナナカマドの紅葉が見られてきれいでした。 帰りは、錫杖沢の下りは巻き道を使わずずっと沢を下りて来ましたがこれがとても楽しかったです! 錫杖前衛フェイスの方ではクライマーの呼び合う声が聞こえ、何人かの人が垂直の岩壁を登っていました。 登山口には予定通り15時着。9時間の歩きでした。 駐車場では、別行動で錫杖岳に登られた渡辺(茂)さんのパーティにお会いしました。 帰りに平湯で温泉に入り、19時20分犬山に到着しました。 皆さん、お疲れさまでした! |