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山行報告書

所属団体:犬山山岳会
期間  :2003年 5月9-10日
目的山岳:白山 山スキー
地形図:(1/25000)白山、加賀市ノ瀬

行動実績:
DATE            PLACE           NOTE
9日  20:00       犬山              出発
    21:00       一宮
     0:30       市ノ瀬駐車場          幕営
10日  6:00/ 6:40 市ノ瀬駐車場
     7:00/ 7:15 別当出合 登山開始
     8:10/ 8:20 中飯場
    10:00/10:15 甚ノ助小屋
    11:20/11:35 2200m
    12:10/12:25 室堂の上 平らな所
    12:50/13:35 2550m 雪の切れる所
    13:50/14:05 頂上
    14:15/14:30 2550m 雪の切れる所
    14:55/15:10 甚ノ助小屋
    16:40       別当出合
 

メンバー:岩佐 他計4名(スキー隊:3名、ツボ足隊:1名)

<9日>
 犬山、小牧、一宮で各メンバーと合流。東海北陸自動車道、R158・・・一ノ瀬へ。一ノ瀬のビジターセンター前の駐車場で幕営。
<10日>
 6時起床。最高の天気。
 別当出合の駐車場にはボチボチと先客(登山客)がいる。天気が一番!!登山道入口の広場に着くと、おっと!かなりの残雪があるよ。今年は楽しめそうだなと期待が膨らむ。ルートを砂防新道にとり、別当谷にかかる橋を渡る。残念ながらこの辺りには残雪はなく、プラブーツにはちょっと不向きな軽くぬかるんだ道を登る。中飯場の少し手前から登山道脇に残雪が現れ始める。帰りはこれを滑ろうねって話。中飯場から林道を越えて、少し上に登ると完全な雪景色。板を装着してシール登行に切り替える。傾斜も適当で樹林の中を快適な登行。天気が一番!!甚ノ助小屋は・・・屋根まで雪に埋もれてしまっている。一休み、一休み。天気が一番!!甚ノ助小屋から少し登った所で、黒ボコ岩方面ではなく、南西方面にルートを取り(斜面をトラバース)、適当な所(みんなが登っている所)で尾根上のエコーラインに向けてルートを取る。さすがに傾斜がきつく、尾根上までもう少しの所でシール登行を諦めスキーを脱ぐ。ハイマツを掻き分けると尾根に出た。ここからは傾斜が緩くなるので快適なシール歩行となる。広大な弥陀ヶ原に出ると、距離感が麻痺して前に進んでいないような感覚になる。室堂を避け、西よりの小さな谷から頂上を目指す。12時50分、雪が切れる2550m付近に到着。頂上は目の前。ここで、スキーを外しシールを乾かす、お茶を飲む、昼寝をする?無風状態で寒くなく快適。天気が一番!!
 頂上を踏み。滑降開始。今回は兼用靴ではなく、試験的にプラブーツで山スキーにチャレンジしてみた。「兼用靴:滑走は楽だが、歩行がつらい。プラブーツ:歩行は楽だが、滑走は???」と予想していたが、結果的にはなんとか転倒しないで滑りおりることができた。ただし、滑走を楽しむと言う点では不合格。重い荷物を背負った時の滑走も苦しい。危険なルートを通過する時も辛い。甚ノ助小屋で休憩した時に、ブーツの前傾を強めるためにストラップを装着してみたが効果があった。これなら、軽装の山スキーでなら十分使えて滑りも楽しめるかな?中飯場のチョイ下の雪が切れる所まで滑りを楽しんだ。最後はブヨの大群に襲われ、虫と格闘しながらの歩行となった。注意されたし。